年間決済額250万円なら最強還元率!NetMile Premium Cardの紹介
【2017年6月15日追記】
このカードは、新規受付を停止しました。
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こんにちは、gaotsuです。
前回の記事では、陸マイラー御用達ANA VISAワイドゴールドカードの代替カードとして、ジャックスのExtreme Cardを紹介しました。審査基準が緩い、年会費無料のハードルが低い、高還元率実現のため特別な手続きが必要ないなど、ANA VISAには無い、優れた面を持っているという話でした。また、マイル以外の面でも、高還元率マルチポイントカードという実力を兼ね揃えていました。
今日紹介するカードは、ネットマイルプレミアムカード。Extreme Cardに対抗しうる実力を備えたカードです。
奇しくも発行元は、同じジャックス。Extreme Cardと比較しながら紹介したいと思います。ANA VISAワイドゴールドカードの代替として、どちらを選ぶかは、最終的に好みの問題と言えるほど、実力は拮抗しています。
- ジャックスNetMile Premium Cardの基本条件
- ネットマイルとは
- NetMile Premimu Cardのポイント(ネットマイル)還元率
- NetMile Premium Cardの還元率計算上の注意点
- ネットマイルの交換先
- NetMile Premium Cardのその他の魅力
- NetMile Premium Cardのまとめ
ジャックスNetMile Premium Cardの基本条件
まず、基本条件の一覧表です。その後、主要項目の説明をします。
ポイント | NetMile Premiumポイント(マイル) |
---|---|
年会費 | 本人会員 :初年度無料 / 次年度以降条件付無料 家族会員 : - ※当年度のカードショッピングご利用合計金額が10万円以上の場合、次年度は無料となります。 10万円未満の場合は、次年度年会費として本人会員2,000円+消費税をご請求させていただきます。 |
ブランド | VISA |
追加可能カード | ETCカード |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 カード盗難保険 ネットあんしんサービス |
提携先 | 株式会社ネットマイル |
申し込み資格 | 年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
キャッシング枠付帯資格 | 年齢20歳以上65歳以下でご本人がお勤めで、毎月安定した収入のある方 |
支払日 | 末日締め/翌月27日払い |
家族カード | - |
ETCカード | 発行可能 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円 |
ショッピングプロテクション | - |
カード盗難保険 | 付帯 |
ネットあんしんサービス | 付帯 |
NetMile Premium Cardの審査の難易度
申込資格は、電話連絡が可能な方です。未成年者も条件付きでOKです。この条件は、Extreme Cardと同等です。ANA VISAワイドゴールドカードに比べれば、かなり緩いといえます。
NetMile Premium Cardの年会費
初年度は無料。次年度からは、年間決済額が10万円未満の場合、税込2,160円の年会費がかかります。10万円以上決済すれば無料になります。
一月8,334円の決済でクリアできますので、難しい条件ではないでしょう。
Extreme Cardの年会費3,240円、無料になる決済額30万円と比べても、ハードルは低いです。
ネットマイルとは
このカードの利用によって貯まるポイントは、ネットマイルです。
ネットマイルとは、インターネット上に存在する各種ポイントの交換を仲立ちする中継ポイントサイトです。サイト名及びそこで扱うポイント両方ともネットマイルと呼びます。
中継サイトいう点では、PeX、.money、Gポイントと同じカテゴリーです。ただし、ネットマイルのサイトで、ネットマイルを貯める手立てはほとんどありません。以前はネットマイルを貯めるサービスも同じサイト上で提供していましたが、2015年4月から、マイルが貯まるサービスは、原則姉妹サイトである「すぐたま」に移管しました。
したがって、広告サービスを利用して、ネットマイルを直接貯めたい場合は、すぐたまを使うことになります。
NetMile Premimu Cardのポイント(ネットマイル)還元率
このカードのポイントは、少々ややこしいです。通常マイルと、ボーナスマイルに分けて説明します。
通常マイル
通常マイルは、100円の利用につき1マイル付与されます。1マイルは0.5円相当ですので、還元率は0.5%です。なお、マイルは月の利用額合計に対して付与されるのではなく、1明細毎に計算されます。
ボーナスマイル
上記で見たように、通常マイルは還元率0.5%と極めて平凡ですが、このカードは、ボーナスマイルが強烈なのです。
前年1月~12月の買い物金額に応じて、当年の3月末日に以下のようにボーナスマイルが付与されます。
上記の表の右端は、ボーナスマイルだけの還元率です。これに、通常の買い物の0.5%が加わりますので、2,500,000円決済時は、最大1.85%もの高還元率になります。
これが、ネットマイルプレミアムカードの最大の価値です。
NetMile Premium Cardの還元率計算上の注意点
上記のように、驚異的な高還元率を生むカードですが、いくつか注意点があります。
通常マイル
通常マイルは、明細毎に付与されます。それがどの程度の影響があるか試算してみました。
年間合計が2,500,000円程度になるように、私の実際のカード利用明細を抜粋してみました。
決済額 | 100円単位 | 付与マイル |
---|---|---|
3,430 | 3,000 | 30 |
2,800 | 2,000 | 20 |
3,648 | 3,000 | 30 |
2,160 | 2,000 | 20 |
2,000 | 2,000 | 20 |
4,778 | 4,000 | 40 |
10,000 | 10,000 | 100 |
4,587 | 4,000 | 40 |
1,522 | 1,000 | 10 |
1,000 | 1,000 | 10 |
2,650 | 2,000 | 20 |
3,472 | 3,000 | 30 |
3,400 | 3,000 | 30 |
15,933 | 15,000 | 150 |
4,093 | 4,000 | 40 |
2,759 | 2,000 | 20 |
5,509 | 5,000 | 50 |
3,830 | 3,000 | 30 |
10,872 | 10,000 | 100 |
39,960 | 39,000 | 390 |
4,491 | 4,000 | 40 |
20,580 | 20,000 | 200 |
3,156 | 3,000 | 30 |
30,000 | 30,000 | 300 |
9,440 | 9,000 | 90 |
4,374 | 4,000 | 40 |
1,530 | 1,000 | 10 |
1,542 | 1,000 | 10 |
1,672 | 1,000 | 10 |
2,505 | 2,000 | 20 |
6,609 | 6,000 | 60 |
214,302 | 199,000 | 1,990 |
実際の利用額214,302円に対し、ネットマイル付与の対象となった金額は、199,000円になりました。付与マイルは1,990マイル(995円相当)です。
月の合計額で100円未満を切り捨てるという、他の多くのカードで見られる方法だったら、付与されるマイルは、2,140マイル(1,070円相当)になるはずです。
他のカードと同一尺度で考えるのであれば、還元率は0.46%(990 ÷ 214,000)です。
一方、ボーナスは、年間の合計額がベースになります。上記の利用額を12倍すると2,571,624円。従って、年間の還元率は、
(995 x 12 + 33,750)÷ 2,571,624 = 1.78
1.78%です。理論値1.85%よりは落ちますが、それでも1.78%なら、トップクラスの還元率です。
ボーナスの谷間の問題
ボーナスマイルは、50万円刻みで付与されます。従って、次の50万円に届くちょっと手前の金額は、還元率的には、一番不利になります。
どの程度還元率に影響あるか、500,000円刻みの10,000円手前の金額を使って試算してみました。
利用金額 | 通常マイル | ボーナスマイル | マイル合計 | 還元率 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
¥500,000 | 5,000 | 10,000 | 15,000 | 1.50% | |
¥990,000 | 9,900 | 10,000 | 19,900 | 1.01% | -0.69% |
¥1,000,000 | 10,000 | 24,000 | 34,000 | 1.70% | |
¥1,490,000 | 14,900 | 24,000 | 38,900 | 1.31% | -0.46% |
¥1,500,000 | 15,000 | 38,000 | 53,000 | 1.77% | |
¥1,990,000 | 19,900 | 38,000 | 57,900 | 1.45% | -0.35% |
¥2,000,000 | 20,000 | 52,000 | 72,000 | 1.80% | |
¥2,490,000 | 24,900 | 52,000 | 76,900 | 1.54% | -0.31% |
¥2,500,000 | 25,000 | 67,500 | 92,500 | 1.85% |
金額が上がる程、影響が少なくなりますが、10,000円少ないだけで、最大0.69%、最少でも0.31%の差となります。
ボーナスの支払いタイミング
ボーナスに大きく依存した高還元率ですが、そのボーナスの支払いは年1回3月末です。従って、何かの事情で3月を待たず、カードを解約する場合は、実質0.5%にも満たない還元率で終わってしまいます。
リボ払い
リボ払いにすると、0.5%還元率が上乗せされます。リボ払いのボーナスポイントを獲得するには、一回ごとの支払額を最大化して、手数料がかかるのを避ける方法が知られています。しかし、これはクレジットカード会社毎に取り扱いが違います。
ジャックスの場合は、初回支払から手数料が発生してしまうので、一回当たりの支払額を大きくするこのワザは使えません。
ネットマイルの交換先
メトロポイント
ネットマイルは、メトロポイントへの交換ができます。
ソラチカルートを使った場合のマイル還元率を計算するには、ポイント還元率に0.9を掛ければOKです。ネットマイルプレミアムカードの還元率の理論的最大値1.85%をつかえば、ANAマイルの還元率は最大で1.665%となります。
この数字は、Extreme Cardの1.35%をはるかに上回ります。さらに、ANA VISAワイドゴールドカードの250万円決済の還元率1.57%をも上回ります。
通常ポイントの明細毎の付与などを考えると、現実的な還元率は多少下がりますが、250万円の決済であれば最強カードと言ってよいでしょう。
ネットマイルから交換できるその他のポイント
ネットマイルの交換先も、Extreme CardにおけるGポイントと同様、多岐にわたります。以下、ざっとリストアップしてみました。ちなみに、ネットマイルは2マイル=1円と考えてください。
Extreme Cardに負けず劣らずのラインアップですね。
Exteme Cardと同様、高還元率かつ複数ポイントに振り分けられるという、ハイパフォーマンスカードです。
なお、メトロポイントを含む一部のポイント交換いおいては、一回あたり100マイル(50円相当)の手数料がかかります。この金額は、PeXと同じですので、ネットマイルが取り立てて不利というわけではありません。
NetMile Premium Cardのその他の魅力
J'sコンシェル
J'sコンシェルのサービスは、Extrem Cardと同様です。詳細は、下記の記事をご覧ください。
⇒ マイルだけじゃない!Extreme Cardは最強マルチポイントカード
すぐたま永久ゴールド会員
ネットマイルプレミアムカードを保有している限り、ネットマイルの姉妹サイトである、すぐたまのゴールド会員となります。
すぐたまの会員グレード制度については、下記の記事をごらんください(プラチナについての記事ですが)。
付帯保険&追加カード
すでに上記の表に記載してありますが、念のため書き出しますと、以下の保険が付帯します。保険の条件は、Extreme Cardと同じですね。
- 海外旅行傷害保険(最高2000万円)
- 国内旅行傷害保険(最高1000万円)
- カード盗難保険
- ネットあんしんサービス
残念ながら家族カードはありません。カード特典に、すぐたまのゴールド会員が付帯しているためでしょうか、、、。ETCカードはあります。
NetMile Premium Cardのまとめ
最後に、ネットマイルプレミアムカードのポイントをまとめておきます。
- 陸マイラーにとっては、ANA VISAワイドゴールドカードの代替カードとしてExtreme Cardと比較しうるカード
- 陸マイラー以外の方にとっても、マルチポイントカードとして極めて柔軟に使える
- 通常マイルは明細毎に付与。ボーナスマイルは50万円の刻みに注意。また、支払日は年に一度3月末。
- すぐたまの永久ゴールド会員の資格あり。
- 旅行保険付帯。
よろしければ、ご検討ください。
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