ANA VISA ワイドゴールドカード マイル付与率低下
メトロポイント ⇒ ANAマイルへの交換比率90%には変更ないものの、2018年3月31日を以ってPeX、.money、G-Point、NetMileからメトロポイントへの交換停止が決まり、陸マイラーにとって実質的に機能しなくなったソラチカルート。
この交換停止の影響は、ソラチカルートのみならず、陸マイラーの定番クレジットカードである、ANA VISA ワイドゴールドカードのマイル付与率にも影響を与えます。
ANA VISA ワイドゴールドカードのマイル付与率の概要
これまでのマイルの獲得方法
これまで、ANA VISA ワイドゴールドカードのマイル付与率は、計算上最大で1.72%でした(前年度年間300万円以上利用時)。
その内訳は、以下のとおりです。
- 通常獲得ポイントの交換によるマイル ・・・ 1%
- マイペイすリボ設定による獲得マイル ・・・ 0.45%
- 前年度買い物実績によるボーナスマイル ・・ 0.27%
(詳細は、こちらの記事をご覧ください)
⇒ マイル還元率1.7%超 - ANA VISAワイドゴールドカードとは
このうち、2のマイペイすリボ設定により獲得したボーナスポイントをマイルに交換することによる付与率は、ソラチカカードを利用することを前提にしています。
マイペイすリボによるボーナスポイントは、通常獲得ポイントと同数が付与されます。つまり、通常獲得ポイントが300ポイント(30万円の決済)であれば、ボーナスポイントも300ポイントです。
太っ腹と思いきや、実のところ、ボーナスポイントをマイルに交換する場合、直接交換するルートだと、通常ポイントの3割にしかなりません。つまり、0.3%です。
これを直接交換ではなく、一旦PeXに交換し、ソラチカルートに乗せることで、0.45%を実現していたのです。
今後のマイルの獲得方法
ところが最初に書いた通り、PeXからソラチカルートへ乗せる手段が3月31日を以って、廃止されることになりました。そうなるとマイペイすリボで獲得したボーナスポイントは、直接交換するしかありません。
よって、4月からANA VISA ワイドゴールドカードのマイル付与率は、こうなります。
- 通常獲得ポイントの交換によるマイル ・・・ 1%
- マイペイすリボ設定による獲得マイル ・・・ 0.3%
- 前年度買い物実績によるボーナスマイル ・・ 0.18%
1.48%。
これまでより低下してしまいますが、それでも1.45%を超えているので、絶対的な水準は十分高いと思います。
ステージ別の付与率
上記でANA VISA ワイドゴールドカードの付与率を説明しましたが、()付きで書いた通り、年間の決済額が300万円以上の場合の付与率です。
300万円以下の場合は、以下のとおり。最初が「ステージ」の説明で、その後がステージ別の付与率です。 全てのステージで、付与率が0.15%低下します。
前年度 (2015年2月~2016年1月) お支払いのお買物累計金額 |
今年度(2016年2月~2017年1月)お支払いの お買物累計金額に応じたボーナスポイント |
---|---|
300万円以上 (V3 ステージ) |
50万円で300ポイント 以降10万円ごとに60ポイント |
100万円以上300万円未満 (V2 ステージ) |
50万円で150ポイント 以降10万円ごとに30ポイント |
50万円以上100万円未満 (V1 ステージ) |
50万円で100ポイント 以降10万円ごとに20ポイント |
V3ステージの方・・・1.48%(1% + 0.3% + 0.18%)
V2ステージの方・・・1.39%(1% + 0.3% + 0.09%)
V1ステージの方・・・1.36%(1% + 0.3% + 0.06%)
結論
年間50万円以上決済すれば、1.36%の付与率ですので、やはり付与率の絶対水準としては魅力的です。ANAマイルを貯めるクレジットカードとしてのその確固たる地位は、今回のソラチカルート改悪でも揺るがないと思います。
昨年せっかくSFCも搭載したANA VISA ワイドゴールドカードですので、今後も地道に利用したいと思います。
【このブログのその他の記事】