プリンスポイントの紹介 ~ 1ポイントの価値はANAマイルに比肩
SFC修行に必要なマイルも貯まり、手当て済みのフライトをこなせば、今月中に50,000プレミアムポイントを達成する見込みとなりました。それに伴い、マイル獲得活動もスローダウン、ブログの更新もスローダウンです。なんか、自分の中では、ひと段落している感じです。
一方で、マイルを貯め始める前に貯めていた、プリンスポイントをマイルと並行して再び貯め始めようかと思っています。
そこで、今日はプリンスポイントの概要を紹介します。こっちの方が、私の得意分野です。
プリンスポイントとは
西武ホールディングス(西武鉄道、プリンスホテル、西武ライオンズ等の持ち株会社)のサービスを利用若しくは他ポイントからの交換で貯まるポイントで、一定額が貯まると、西武ホールディングスが提供するサービスに交換できるというものです。
プリンスポイントを貯めるには、SEIBU PRINCE CLUBのメンバーになる必要があります。もちろん登録は無料です。
会員になると8桁の会員番号が付与され、それを用いて、SEIBU PRINCE CLUBのHPにログインし、獲得ポイントの確認をすることができます。
会員になるには、上記の画像のSEIBU PRINCE CLUBのホームページで申し込むか、西武鉄道各駅やプリンスホテルに備え付けてある申込書を利用するのが主な手段です。また、セゾンが発行するクレジットカードである、SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン若しくはSEIBU PRINCE CLUBカードセゾンゴールドを発行すると、自動的にSEIBU PRINCE CLUBの会員となります。
プリンスポイントのスペック
- 1ポイントの価値 - 1円~(交換する商品、サービスにより変動)
- 有効期限 - 最長2年、最短1年。下の図を参照してください。
交換するものにより、ポイントの価値が変わるのは、マイルと似ています。プリンスポイント商品お引換券というプリンスホテル等への支払に使える金券に交換すると、1ポイント1円です。一方、プリンスホテルの宿泊券に交換し、宿泊可能な日のうち、比較的料金が高くなる日に宿泊すると、1ポイントあたり5円以上になる場合もあり、ANAマイルならビジネスクラスの特典航空券に交換したときの価値に匹敵します。交換対象商品、サービスについては、別途記事にしようと思います。
有効期限は、要するに、前年度貯めたポイント全額が今年度末までの期限ということです。ANAマイルのように月ごとに有効期限が設置されるとか、最後にポイントを獲得した日から起算するとか、そういったことは一切ありません。他のポイントサービスと比べると、ポイントの有効期限はかなり厳しい設定ということですね。
プリンスポイントの貯め方~概要編
西武グループのサービスを利用する
西武ホールディングスのポイント制度なので、西武グループのサービスを利用するとポイントが付与されます。利用料金108円につき1ポイントが付与されます。
主な対象サービスは以下のとおり。
- プリンスホテルでの宿泊・レストランの利用
- スキー場・ゴルフ場の利用
- ボウリング場・映画館・水族館等のレジャー施設の利用
- 軽井沢プリンスショッピングプラザ・ぺぺ・西武鉄道駅周辺等の商業施設の利用
- 西武鉄道の定期券購入・特急券購入
尚、プリンスホテルでの宿泊・レストラン利用によるプリンスポイントは、プリンスステータスサービス(プリンスホテルに特化した会員プログラム)のプラチナの人は30%増、ゴールドの人は10%増となります。プリンスステータスサービスについても、別の記事を立てて、詳しく紹介したいと思います。
正直なところ、西武グループのサービスの利用だけでプリンスポイントを貯めても、大して貯まりません。マイルも、飛行機に乗っただけでは大して貯まりませんが、それと同じです。ポイントを貯める機会を増やすには、これから説明する他ポイントからの交換が欠かせません。
他のポイントからプリンスポイントへ交換をする
永久不滅ポイントから交換をする
永久不滅ポイントは言わずと知れた、セゾンカードのポイントプログラムです。西武グループは、セゾングループと提携して、クレジットカード(SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン、SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン ゴールド)を発行しています。そのクレジットカードを決済に用いれば、永久不滅ポイントが貯まります。
永久不滅ポイントの貯まり方は、他のセゾンカードと全く一緒で、月の利用合計額1,000円ごとに1ポイント貯まります。永久不滅ポイントが200ポイント(200,000円の決済)貯まったら、プリンスポイント1,000ポイントと交換できます。従って、ポイント付与率は0.5%です。永久不滅ポイントの交換比率としては、ごく平均的な値です。
プリンスポイントを貯めるためのカード
プリンスポイントは、以下に紹介する3種類のカードを、SEIBU PRINCE CLUB加盟店での支払いの際に、提示することで貯まります。
(実際には、プリンスステータスサービスというプリンスホテルに特化した会員プログラムのゴールドカード、プラチナカードでもプリンスポイントを貯めることができますが、話がややこしくなるので、また別に説明しようと思います。)
SEIBU PRINCE CLUBカード
ポイント専用カードです。中学生から発行できます。実際に、4月から中一になった娘に送られてきました(PRINCE KIDS CLUBという子供向けサービスの会員だったため)。ANAマイルでいえば、銀色のANAマイレージクラブカードと同等のものですね。
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン
クレジットカード機能付きのカードです。セゾンの審査に通れば、発行されます。国際ブランドは、VISA、MASTER、JCB、アメックスが選べます。アメックスのみ年会費3,000円(税抜)で、それ以外は年会費無料です。
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン ゴールド
クレジットカード機能付きのゴールドカードです。国際ブランドは、VISA、MASTER、JCBでAMEXはありません。年会費は15,000円(税前)です。
クレジット機能付きカードには、券面にSEIBU PRINCE CLUBの会員番号が印字されています。クレジット機能付きのANAカードもANAマイレージクラブの会員番号が印字されていますね。こういったところも似ています。
3つのカード全てに、プリンスホテルなどで使える付帯サービスがあります。ポイント専用カード ⇒ クレジット機能付き一般カード ⇒ クレジット機能付きゴールドカードの順で、その内容が充実していくのは説明するまでもないと思います。
付帯サービスを中心とした、これらのカードの説明も、いずれ詳しく記事にしたいと思います。
プリンスポイントで交換できるサービス
プリンスポイントを貯めて交換できるサービスカテゴリーは、ざっと以下のとおりです。
宿泊券(5,000p ~ 70,000p)
プリンスホテルに宿泊できます。基本的には、一室2名素泊まりのプランとなります。一部の施設は、一室で3名以上の宿泊が可能です。券種は5,000ポイント、6,000ポイント、8,000ポイント、10,000ポイント、12,000ポイント、15,000ポイント、20,000ポイント、40,000ポイント、70,000ポイントです。それぞれの券種で、宿泊できるホテル・部屋が1~11箇所指定されています。
ちなみに、70,000ポイントは、ザ・プリンス ヴィラ軽井沢テラスタイプ(当ブログの上部の画像)に6名まで2泊できる宿泊券です。
食事券(500p ~ 5,000p)
券種は、500ポイント、700ポイント、1,000ポイント、1,500ポイント、2,000ポイント、3,000ポイント、5,000ポイントです。それぞれの券種に、利用できるプリンスホテル内のレストランがいくつか指定されています。ケーキセットからディナーコースまでありますが、コース料理は1名分です。
ごく一部、西武グループのレストランでありながら、プリンスホテルのレストランではないものも含まれます。
レジャー券(500p ~ 5,000p)
西武ライオンズの公式戦の指定席券、スケートリンク滑走券、スキー場のリフト券、映画観賞券、遊園地入園券、日帰り温泉券などです。
ゴルフプレー券(1,000p ~ 10,000p)
券種は、1,000ポイント、3,000ポイント、5,000ポイント、7,000ポイント、10,000ポイントです。それぞれの券種に、プレーできるゴルフ場がいくつか指定されています。利用できるのは、1名です。
グッズ・グルメ(500p ~ 3,200p)
プリンスホテルのオリジナルビーフカレーからライオンズグッズまで、バラエティに飛んでます。悪く言えば種々雑多(笑)。一番安いのが、500ポイントの西武ゆうえんち限定スライドミラー。一番高いのが、3,200ポイントのプリンスホテル セレクションワイン 赤白セットです。
チャリティ(100p)
富良野自然塾活動サポートです。一口100ポイントです。
その他(1,000p)
プリンスポイント商品お引換券1,000円分。要するに金券です。1,000ポイントで1,000円分と交換できます。
プリンスポイントに向いている方
今回、プリンスポイントを紹介していますが、プリンスポイントは西武ホールディングスという鉄道・ホテル事業を核とする企業のポイントプログラムなので、住んでいる場所によってメリットが受けられる地域とそうでない地域があります。ANAマイルほど万人向けのサービスではないのです。
私が考えるに、以下の条件の人に向いているサービスだと思います。
プリンスホテルが近くにある人
プリンスポイントの最大の魅力は、ホテルの宿泊です。また、食事券は、基本的にホテル内のレストランが対象です。従って、プリンスホテルが近距離にある人がメリットを享受しやすいと思います。
言ってしまえば、首都圏に居住している人が有利です。例えば四国にはプリンスホテルが無いので、そちらに在住の人など、極めて厳しいかもしれません。
ゴルフ場が近くにある人
西武グループが運営するゴルフ場が近くにある方も、検討の余地があると思います。
西武ライオンズのファン
プリンスポイントをライオンズ戦のチケットに交換することができます。とはいえ、西武球場若しくは埼玉県営大宮球場に行きやすい人に、限定されますね。
特定のグルメ商品のファンの人
プリンスポイントの特典は「コト消費」が多く、それにともなうロケーションの制約があります。一方、「モノ消費」として特定のグルメ商品(プリスホテル特性のレトルトカレー、リーフパイや秩父味噌、南魚沼産の湧き水等)のファンであれば、プリンスポイントを貯めることで、特定商品をリピート入手できます。
プリンスホテルを貯めて交換できるサービス・商品も、いずれこのブログで取り上げたいと思います。ちなみに、私自身が狙っているのは第一に宿泊券、次に食事券です。
最後に
プリンスポイントは、大変お得にホテルに宿泊することができます。
ANAマイルを貯め、お得に飛行機を利用しようと思っている人は、ホテルにもお得に泊まろうと思っているはず。地域的な制約がありますが、プリンスポイントは、ANAマイルを貯めている人にも親和性があるんじゃないかなと思い、紹介してみました。
今日は、プリンスポイントの概要を説明しました。今後、各パートの詳しい説明を、記事にしていこうと思います。
【SEIBU PRINCE CLUBに関する記事 】
⇒ プリンスポイントの使い道 ~ 宿泊券への交換が絶対お得!
⇒ プリンスホテル会員プログラム【プリンスステータスサービス】とは?
⇒ SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン/ゴールドの紹介