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ふるさと納税サイト「ふるぽ」の使い方~ポイント制度のツボ

こんにちは、gaotsuです。

3月23日の日経新聞に、ふるさと納税に関して、総務省が各自治体に返礼品の金額を寄附金の3割に抑えるよう4月1日付けで要請する、という記事が掲載されたことをご存じの方も、多いと思います。

あくまでも要請で、強制力はないとのことですが、多くの自治体が4月1日から上限を3割に下げることが予想されます。

しかるに、寄附金の50%の返礼品を頂くには、残り数日がチャンスということになるかもしれません。Let's 駆け込み納税です。

私も駆け込みました。使ったサイトは、「ふるぽ」です。ふるぽは、ポイント制という独自の方法を取っています。今日はその点を踏まえた、ふるぽの使い方を紹介したいと思います。

ふるぽが採用しているポイント制度とは?

ふるぽは、JTB西日本が運営するふるさと納税サイトです。

大きな特徴は、ポイント制度を導入していること。

寄附者は、寄附金の支払で、一旦ポイントを獲得します。そして、獲得したポイントを返礼品と交換するのです。 ふるぽに掲載されている各自治体のページには、その自治体の寄附金とポイント数の対応表があります。

鹿児島県大崎町の寄附金とポイントの対応表

上記は、鹿児島県大崎町のページの寄付金額とポイントとの対応表です。大崎町に寄付をして獲得したポイントは、大崎町の返礼品にしか交換できません。ふるさと納税の趣旨からすると当たり前のことですね。

でも、ポイント制と言われると、獲得したポイントは他の自治体の返礼品と交換できると、つい思ってしまいます。ポイントとは本来そいういうものですし。でも、ふるぽでは、それは出来ないので注意が必要です。

ポイント制度の長所

下記は大崎町の返礼品です。九州産黒豚3種と4種で、両方とも10,000円の寄付ですが、交換ポイントは20ポイントと25ポイントとなっています。

九州産黒豚3種と4種の返礼品紹介画像。寄附金と交換ポイントの情報付。

一つ前の画像から、大崎町では10,000円の寄付では25ポイントが獲得できることがわかります。3種のほうは、そのうち20ポイントを使えばよいということですね。5ポイント残るわけです。

寄附金自体は、少なくとも5,000円刻みがせいぜいですが、ポイントを介在させることで、この例にある九州産黒豚3種と4種のように、価値が微妙に異なる返礼品を並べることができるのです。

もうひとつ、ポイント制度は、返礼品の選択を後回しにすることを実現します。しかも、最長2年まで。寄付をしつつ、獲得したポイントを持ち越し、返礼品への交換は来年ということができるのです。

例えば、欲しい返礼品があったとします。それを手に入れるには、XX円の寄付が必要なところ、自分の1年間の寄附金枠では足りない、2年分の寄附金枠なら手が届く。そういった場合に、威力を発揮する制度と言えます。

JTBトラベルギフトとは ~ 行先の制限無し、10年間有効

今回、ふるぽで狙った返礼品は、JTBトラベルギフトです。

JTBトラベルギフト サンプルの券面

JTBトラベルギフトとは、JTBで利用できるカード型旅行券のことで、以下の利用方法があります(JTBのHPから抜粋)。

  • 全国のJTBグループ店舗、お電話で旅行代金のお支払いにご利用いただけます。
  • JTB Webサイトにて海外ツアー・国内ツアー・国内宿泊のオンライン予約・決済にもご利用いただけます。

ふるさと納税でごく一般的な、当該地域限定の金券ではありません。JTBが取り扱う旅行商品なら、どこへ行くのにも使えます。しかも、利用期限は何と10年。じっくり旅行計画をたてることができます。

 

(2017年4月1日追記)

ふるぽにおける、JTBトラベルギフトの取り扱いはなくなりました。

 

ふるぽにおける自治体の選択肢

ふるぽのサイトでJTBトラベルギフトを検索したところ、以下の自治体がヒットしました。

  • 栃木県矢板市
  • 大阪府千早赤阪村
  • 和歌山県白浜町
  • 鹿児島県中種子町
  • 鹿児島県南大隅町
  • 鹿児島県南種子町
  • 鹿児島県大崎町

全ての自治体で、還元率50%です。つまり、10万円の寄付であれば、5万円分のJTBトラベルギフトが頂けます。

唯一、大崎町だけ券面デザインがオリジナルみたいです。その以外の自治体は、ディフォルトのデザイン(赤字で見本と入っている上の画像のカード)。商品の特性は、全ての自治体共通ですので、好きな自治体を選べばよいと思います。但し、最低でも寄附金は10万円からとなっています。

私は、関東の誼で、栃木県矢板市を選びました。

 

(2017年4月1日追記)

2017年4月1日になり、検索を実行したところ、最早JTBトラベルギフトは、ヒットしませんでした。

 

ふるぽを実際に利用する

ここからは、矢板市を例に、ふるぽにおける寄附金支払とポイントを使った返礼品の選択の方法を紹介します。今回は、PCでの操作を前提としています。スマホの方は多少画像が見づらいかもしれませんが、ご了承ください。

寄附金の支払手続き

ふるぽのトップページから、検索や自治体一覧等を利用し、栃木県矢板市を選びます。

ふるぽにおける、栃木県矢板市の自治体バナー。

 

ふるぽ内の矢板市のページ行ったら、左側のカテゴリ一覧から、「イベントやチケット等」を選びます。

栃木県矢板市の返礼品カテゴリーリスト

 

すると、下図のように、寄付金額100,000円から500,000円までの矢板市のJTBトラベルギフトが並びます。

栃木県矢板市の返礼品としてのJTBトラベルギフトのリスト

 

JTBトラベルギフトとして利用できる金額が、このページには記載されていませんが、それぞれの画像をクリックすると、リンク先のページに金額が記載されています。100,000円の寄付であれば、5万円分のJTBトラベルギフトとしっかり記載されています。全て、50%還元ですので安心してください(4月1日以降はわかりません、、、)。

 

いくら寄附するかを決めたら、寄附金の支払をします。寄附をするには、①上記一覧表のページの下の方、②または金額別のJTBトラベルギフトの説明ページの下の方に、下図のようなバナーがあるので、それをクリックします。

ふるさとチョイスのロゴ付の申し込むフォームへの案内バナー

 

見ればわかりますが、なんと、寄附の申し込みは競合サイトともいえる、ふるさとチョイスのプラットフォームを使っているんですねぇ、、、。

ふるさとチョイスのサイト上の栃木県矢板市への寄附金申込画面

 

必要事項を適宜入力してください。一点だけ大事な点は、カタログ送付を不要とすることです。

3月末が差し迫った現時点では、ポイントを即発行してもらい、発行してもらったポイントで、すぐにJTBトラベルギフトを申し込む必要があります。カタログ送付を依頼してしまうと、ポイントがすぐに発行されません。

また、決済方法として、クレジットカード決済を選択することも必須です。

この2点は、JTBトラベルギフトを直ちに申し込むために必要ですので、間違わないようにしてください。 

なお、会員登録はふるさとチョイスのプラットフォームですが、クレジットカードの決済は、Yahoo!公金支払いとなります。

 

返礼品の選択手続き

さて、必要事項を入力し、クレジットカード決済をすると、ふるぽへログインするのに必要なIDとPWが、それぞれ別のメールで届きます。

それらを以ってふるぽにログインします。ログインすると、先ほどの寄附金に応じたポイントが付与されていることが、確認できます。このポイントは、直ちに利用可能です。

ふるぽのマイページ。1,000ポイントが利用可能なことが確認できる。

 

同じページの下のほうに、商品選択リストがありますので、「宿泊/クーポン」を選択します。

栃木県矢板市の商品選択リスト

 

JTBトラベルギフトが表示されます。手持ちのポイントで賄えるギフトだけ選択できる形になっています。ここの画像では、ポイント数だけで、金額が表示されません(不親切ですね)。ですので、この手続きに入る前に「○○ポイントは、○○円」と、しっかり頭に入れておかなきゃいけません。

私は、1,000ポイントを選びました。さて、幾ら分でしょう?

手持ちのポイントで選択可能な、JTBトラベルギフトが表示された画像。

 

上記でギフトカードを選択すると、個別の説明ページになります。間違いなければ、「この商品を選択する」をクリックします。

1,000ポイント分のJTBトラベルギフトの個別説明ページ

 

あとは、画面に従って手続きをすれば、完了します。1,000ポイントちょうどですので、手許のポイントはゼロになりました。

手元にギフトカードが届くまで、3-4週間かかるみたいです。今から届くのが楽しみです。思い切って20万円寄附したので、10万円分のトラベルギフトです!

 

参考としたサイト

今回のふるぽによる寄付は、 すけすけのマイル乞食さんの記事を参考にさせて頂きました。貴重な情報ありがとうございました。

www.sukesuke-mile-kojiki.net

 

オススメの自治体

矢板市に寄付をしたあと発見したのですが、大阪府千早赤阪村は、JTBトラベルギフトのみならず、やはり50%還元であるモンベルポイントバウチャーも扱っています。

大阪府千早赤阪村の人気返礼品リスト。モンベルポイントバウチャーとJTBトラベルギフト両方がランクインしている。

一つの自治体で、この二つの返礼品があるのは、すごいことです。実は、つい数日前、ふるなび経由で長野県小谷村に寄付をして、モンベルポイントバウチャーを駆け込み申込したばかりでした。

ワンストップ特例制度を念頭に置いた場合、自治体の数を抑えるに越したことはないので、千早赤阪村はオススメです。

 

最後に

繰り返しになりますが、ふるぽは、ポイント制を採用しているため、少しわかりにくい部分があります。最初自分自身がよくわからなかったことが、記事にした動機です。

特に各返礼品に対して、ポイントと寄付金額の両方が併記されているため、「???」となります。一旦は、ポイントのことは忘れて、金額だけに注目してください。そこに記載されている寄附金により手に入るポイントを使えば、その返礼品は手に入ります。ポイントが余るか、余らないかは個別の返礼品によるので、何とも言えません。最初に紹介した九州産黒豚の場合、同じ寄附金ながら、3種ではポイントが余り4種ではぴったりだったのが良い例です。

これまで、「ふるなび」「さとふる」「楽天ふるさと納税」を使ってみましたが、全てのサイトは、クレジットカードの決済とともに手続き終了です。一方、ふるぽは、クレジットカードの支払手続きの終了で、やっと半分の道のりです。そこから、さらにポイントを使った返礼品の選択があるのです。

このように、ふるぽは、わかりにくく手続き的も煩雑です。とはいえ、JTBトラベルギフトは極めて魅力的です。

未だ間に合います!この記事を参考に、是非申し込んでみてください。

(2017年4月1日追記)

ふるぽにおける、JTBトラベルギフトの取り扱いはなくなりました。

 

【このブログのその他の記事】

 ⇒ ふるさと納税でポイントを3重取りする方法

 

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