ana-logue(ANAプレミアムメンバー会員誌)が届きました。
土曜日にANAのプレミアムメンバー会員誌である、「ana-logue」が届きました。思わずアナログと読んでしまいそうですが、エーエヌエー・ローグと読むそうです。
今日は、この会員誌を簡単に紹介した上で、私の率直な感想を述べたいと思います。
読者層・コンセプト等
ana-logueは、ダイヤモンドサービスメンバー・プラチナサービスメンバー・ANAスーパーフライヤーズ会員向けに、配布されています。今回の号は、2017年6月23日時点でのメンバーに配布されているそうです。
目次の右上に、誌名の由来が記載されていました。それによると、
プレミアムメンバーの皆様へ、
「これからの豊かさ」を
ANAの言葉(logue)でお伝えする・・・
そんな想いを込めた誌名です。
とのことです。
ana-logueのコンテンツ
ana-logueの大きさは横幅はA4と同じ、高さはA4より若干低いです。ページ数は表紙を入れて76ページです。
どんなことが掲載されているか、目次を見てみましょう。
目次の左列です。特集のページが案内されています。
目次の右列です。連載のページが案内されています。
3つの特集と8つの連載から構成されています。雰囲気だけ味わっていただくために、3つの特集の最初のページだけ掲載します。
特集1「ロンドンに学ぶ 人生に効く サードプレイス」の最初のページ
特集2「福井”継ぎ人”を訪ねて」の最初のページ
特集3「作る時間も愉しめる「アウトドアごはん」」の最初のページ
ana-logueを手に取ってみての感想
正直がっかりでした。
まず紙の質。光沢紙ではないので、写真の発色が今一つです。家庭画報みたいな紙質を期待していたのですが、高級感がありません。プラチナ会員はもとより、私から見れば雲の上のダイヤモンド会員にも配布される会員誌としては、チープな装丁です。
コンテンツもありきたりな内容です。海外の人々のライフスタイルや職人さんの紹介なんて、クレカのゴールドカードの会員誌でも読めます。日経新聞を購読していれば、毎週日曜日に綴じ込まれるNIKKEI The LIFESTYLEで、やはり似たようなコンテンツが読めます。
広告が入っている点も興ざめです。今回のana-logueには、以下の広告が掲載されていました。
- THE GINZA
- アサヒビール
- 三井ホーム
- シオノギヘルスケア
- YA-MAN
- LONO
- 積水ハウス
- MIZUNO
- SK-Ⅱ
積水ハウスの広告にいたっては、資料請求ハガキまで綴じ込まれていました。
なぜ、私の意見が厳しくなるかというと、プリンスステータスサービスの会員誌「ESCORT」と比べてしまうため。
⇒ プリンスステータスサービスの会員誌「ESCORT」の紹介
ESCORTは、光沢がありかつ厚みのある上質紙で製本されています(女性向けファッション誌の紙より厚い)。広告もありません。ESCORTのコンテンツは、ほとんどプリンスホテル&リゾートに関するものです。クレカの会員誌のコンテンツとは、全く違います。
私が読みたいコンテンツ
ana-logueは、ANAのヘビーユーザー向けの雑誌ですから、ANA独自のサービスを紹介してほしいです。
例えば、ラウンジの紹介。各地にANAが運営する国内線ラウンジ、または国際線のラウンジがあります。それを綺麗な写真入りで紹介してほしい。国際線のラウンジでは、軽食が提供されるということなので、それについての説明とか。
機内食の説明だって、立派なコンテンツになるはずです。ファーストクラスやビジネスクラスの拘りの機内食の説明をしてほしいです。有名シェフとのコラボであれば、そのシェフのインタビューとか、選りすぐりの食材であれば、生産者を紹介するとか。
ANAグループは、ホテルチェーンも有しています。これは、コンテンツの宝庫です。ホテルの部屋、ホテル内のレストラン、ホテルのサービス、これらを色々な切り口で紹介すれば、相当充実したものになるはずです。
私はそういったコンテンツを期待してるので、今回のana-logueで面白かったのは、「ana-tomia ー物語るANAの細胞ー」という連載。取り上げられたのは、機内で使われるカートです。
ANAの機内で使用されていたカードは、以前はANAの独自規格のものだったのが、2000年代に入って、世界的な標準規格に切り替えたそうです。理由は、客室乗務員の平均身長が伸びて、問題なく使えるようになったから。非常に興味深いトリビアです。
こういったコンテンツは、クレカの会員誌やNIKKEI The STYLEでは読めないので、どんどん取り上げてほしいです。
最後に
ana-logueでは、読者アンケートを受け付けていました。全般的な感想を記入する問があったので、上記で書いたようなことを書いてみました。
それでは。
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