ANA上級会員「手荷物受け取りの優先」のメリット実感
皆さんは、飛行機を利用する際、手荷物は預ける派ですか?機内持ち込み派ですか?
私は、今まで機内持ち込み派でした。もちろん、持ち込み可能なサイズの範囲でです。
でも、今回スーツケースを預けてみて、預ける派に転向しそうな予感です。
機内持ち込みのメリット
機内持ち込みのメリットの最大のものは、目的地に着いたときに、飛行場からすぐに出られることでは無いでしょうか?
荷物を預けてしまうと、飛行機を降りた後、手荷物受取で自分の荷物が出てくるのを待たなければなりません。運よく早めに出てくれば良いですが、最後の方であれば、数十分待つことはざらです。通常、このタイミングばっかりはわかりません。
機内持ち込み派は、この不確実性を嫌っているのが、最大の理由だと思います。
機内に持ち込めば、着陸後、文字通り手荷物受取所を横目に、すぐ到着ロビーに出ることができます。
機内持ち込みのデメリット
もちろん、機内持ち込みにはデメリットもあります。
まず出発時に制限区域内に入っても、引き続き荷物を持ち続けなければならないこと。一人旅の場合など、トイレに行くときとか不便です。
機内に入った場合は、頭上の荷物入れに収納しなければなりません。 そこそこ重いバッグだと、持ち上げるだけでも一苦労です。搭乗が遅めになると、自分のそばの収納スペースがないこともしばしば。その場合、離れた場所に収納するしかありません。
飛行機が着陸して、シートベルト着用のサインが消えると、乗客は一斉に立ち上がります。頭上の荷物は、慎重におろさねばなりません。人の頭に当たることもあります。自分は経験ないですが、見たことはあります。
運悪く搭乗時に離れた場所に自分の荷物を収納せざるを得なかった場合、着陸直後にそこまで行くのは、実質不可能な場合もあります。機内が空いてから動くしかありません。
結局、機内持ち込みを選択すると、その後の行動は「スマート」や「優雅」とは言えないものになってしまいます。
ANA上級会員には「手荷物受け取り優先」サービスがある!
手荷物受け取り優先サービスとは
私は、2017年にANA SUPER FLYERS CARD(SFC)を取得し、今、SFCとプラチナサービスメンバーという二つのステータスを保有しています。
この両方のステータスとも、「手荷物受け取り優先」という特典が付随しています。
このサービスは、搭乗時に荷物を預けると、到着空港でその荷物をベルトコンベアーの最初の方に乗っけてくれるサービスです。
今月2月10日から12日までの3連休を利用して、長崎まで家族旅行に出かけたのですが、往復ともこのサービスを使ってみました。
実際に使ってみて
既に、私のステータスはANAに登録されているので、こちらから特に申し出なくても、以下の写真のように「PRIORITY」の文字が入ったタグが荷物に付されます。
そして、結果はというと、往復とも5個目位で、荷物がコンベアに乗って出てきました!「待った」という実感は全くありません。
これは、非常にいいですね。おそらく、手荷物受け取りで群れをなしている多くの人から、「早く出てきた人はいいな」と思われているはずです(笑)。
前半で書いた通り、出発空港の制限区域内で大きな荷物を引きずる必要がないので、行動もスムーズです。
それと、これは具体的なメリットではなく気分の問題ですが、「航空会社に協力的な乗客」になれます。機内へ持ち込めるものは、一人につき、身の回りのものを収納した小さめのバッグ1つと規定内の大きさ・重さのスーツケース1個までと決まっています。それでも、航空会社としては、その1個のスーツケースでも預けてもらいたいというのが本音です。ルール的には持ち込めるスーツケースを、敢えて預ければ協力的な乗客として感謝されます。
ANAとしては、上級会員にはそのあたりを協力してもらいたいから、受け取り優先サービスを提供しているはずなので、今後はANAの期待に応えていこうと思います。
SFCの最大の魅力はラウンジ?手荷物受け取り優先?
SFCを取得する前、そして取得して暫くの間、SFCの最大のメリットは、ラウンジ利用だと思っていました。
ところが、今回の旅行で手荷物を預けてみて、手荷物受け取り優先のメリットを認識しました。ラウンジとの比較では、以下のメリットがあります。
- ラウンジ利用には時間がかかる。「滞在」する必要がある。そのため、ラウンジを利用するために、早く空港に行くといった行動になりがち。手荷物預かりは、そういった本末転倒的な発想にはならない。
- ラウンジに入れば、周囲は上級会員ばかり。優越感なし。手荷物を早めに受け取るのは、沢山の非上級会員の視線の中なので優越感に浸れる(笑)。
最初のラウンジの話は、SFCを狙って取得した人の行動パターンですね。私もそうですが、苦労して取得したメンバーシップのメリットは、使い倒してやれという貧乏性的な発想になりがちです。
まぁ、そもそも違うサービスなので、比較することは意味がないかもしれないですね。
今回の記事のポイントは、手荷物受け取り優先サービスを実際に使ってみたら、想像以上にお得感があったということです。
では。
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