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国内線見送り、搭乗口までOKに 年内にも規制緩和

7月19日の日本経済新聞を読んでたら、標題のようなタイトルの記事が目に留まりました。

直感的に、空港のラウンジ運営にも影響ありそうです。まだ、読んでいない方もいると思うので、今日はこの記事を紹介したいと思います。

空港のイラスト

日本経済新聞の記事全文 

国土交通省は年内にも、全国の空港で保安検査場から搭乗口までの「保安区域」の入場規制を、大幅に緩和する。飛行機に乗らない人でも入れるようにして、飲食店や土産物店などが出店しやすくする。搭乗客は飛行機に乗る直前まで買い物や食事を楽しむ機会が広がる。搭乗口で家族や友人との別れを惜しむこともできるようになる。空港内での消費を盛り上げるねらいがある。

 空港の保安対策を定める「国家民間航空保安プログラム」を見直し、全国で一律に規制を緩める。対象は国内線の保安区域で、パスポートを提示する入国審査などの複雑な手続きが必要な国際線は対象から外す。規制緩和後は希望する空港に対し、保安区域の一般客への「開放」を認める。

 保安区域はハイジャックやテロを防ぐため、厳重なセキュリティー対策が義務付けられている。現在、区域に入れるのは搭乗客、搭乗員と空港が承認した従業員だけだ。規制を緩和した後は一般客も入場できるようになるが、身分証による本人確認と、搭乗者と同水準の手荷物検査を課し、空港や飛行の安全は確保する。

 ただ保安区域に入る人が増えれば、手荷物検査をする保安検査場が混雑する可能性がある。空港側は、搭乗客以外の利用者が買い物を終えた後に帰るための専用口を設けるなどの対応も必要になる。それでも保安区域がにぎわえば、顧客満足度は高まり、空港の収益も上がるとみている。

 現在のように店舗が保安区域外に集中していると、搭乗客は手荷物検査にかかる時間を気にして、ゆっくりと空港で飲食や買い物をできないことが多い。空港の使い勝手を改善して人が集まれば、地域消費の拡大にもつながりそうだ。

 保安区域の入場規制の緩和は、昨年民営化した仙台空港からの要望を受け、内閣官房と国交省が検討を進めていた。仙台空港は空港の活性化を東日本大震災の復興の起爆剤と位置づけ、路線の拡充や空港までの交通アクセスの改善に取り組んできた。保安区域内の店舗拡充も計画しており、規制緩和で店舗誘致も一層しやすくなる。

(平成29年7月19日 日本経済新聞)

 

記事を読んでの所感

制限区域内の店舗を充実させ、飛行機に搭乗する人に対し、制限区域内にさっさと入るインセンティブを与える。とはいえ、店舗を運営する側もビジネスですから、需要が限られている場所への出店は避けたい。そこで、一般の人も入場できるようにすることで、需要を増やし、出店側のインセンティブも高める。ということみたいですね。

一般の人には、見送りや飛行機を間近で見る機会になります。当り前って言えば当たり前ですが、航空機自体が、空港の絶対的なコンテンツです。巨大な旅客機の離着陸を生で見るには、空港に行くしかありません。子供のテンションなんて、上がりまくりです。

 

もしこれがうまく機能して、空港が飛行機に乗るためではなく、ショッピング等を楽しむための目的地になれば、SFCの価値も変わってきますね。

買い物の合間に、ANAラウンジで休憩する。百貨店の上級カードの特典に、一般の人が入れないラウンジの利用がありますが、ちょうどそんな感じになると思います。

(ちなみに、私、5月にSFCを取得してから飛行機には、まだ乗ってません。なので、ラウンジ利用の際、カード提示だけで利用できるのか、航空券が必要なのか知りません。もし、航空券の提示が必要であれば、買い物ついでのラウンジ利用はできませんね。)

 

制限区域内に旅行代理店が出店すれば、売り上げもUpするかもです。空港には独特の雰囲気があります。買い物目的で行ってみても、周りには旅行バッグを持って、これから旅を楽しもうとしている人が沢山います。子供が飛行機を見て「乗りたい!!」と騒ぎだしたり。

そうすれば、「じゃぁ、うちも、、、」と代理店に立ち寄る人もいるかもしれません。

 

制限区域の緩和。色々な可能性があって楽しみですね。でも、そんなに沢山の店舗スペースが余っているんだろうか???

実施は年内とのこと。すぐですね。実施されたら、是非行ってみたいです。

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