1000のマイルも1から

プリンスポイントとANAマイルの二兎を追うブログ。マイペースで綴ってます。

Oki Dokiポイントのボーナスもソラチカに乗せよう!

こんにちは、gaotsuです。

ANA陸マイラーの必須アイテム「ソラチカカード」ですが、メインの決済カードとして利用している方は、多くはないと思います。

ANA To Me Card PASMO JCBカード券面

ANAマイルへの交換ルートとしては、唯一無二ですが、こと決済における還元率となると0.5%に止まり凡庸です(5マイルコースの場合)。 

とはいえ、入会時のキャンペーンの関係で、発行直後は一定金額になるまで使っている方もいるのではないかと思います。
かく言う私も、7月の発行時のキャンペーンの条件で、「25万円以上の決済利用で、4500マイル相当のOki Dokiポイント」が付帯していたため、とりあえず25万円に達するまで使うことにしています。

しかも、これはボーナスマイルなので、25万円の決済に対しては、通常のショッピングポイントも付与されます。 

今日は、実際にこのキャンペーンが、どの程度の還元率になるのか試算してみたいと思います。

ソラチカカードのポイント制度の基本 

試算に入る前に、ソラチカカードのポイント制度の仕組みを押さえておきたいと思います。

 ソラチカカードは、正式名称をANA To Me CARD PASMO JCBといい、ANA(ソラ)と東京メトロ(チカ)とJCB(カード)の3社提携によるカードです。

東京メトロのメトロポイントも付与される場合はありますが、東京メトロの乗車やメトロ構内での買い物等、極めて限られたケースであって、日常生活(買い物・公共料金等)における決済で貯まるポイントは、JCBのOki Dokiポイントです。
従って、Oki Dokiポイントが、このカードのポイント制度の基本です。

メトロポイントについての説明は、別の機会として、ここではOki Dokiポイントについて説明したいと思います。

 

Oki Dokiポイント

Oki Dokiポイントは、毎月のカード利用額合計に対して、1000円につき1ポイント付与されます。
例えば、200,000円の決済であれば、

  • 200,000 ÷ 1000

ですので、200ポイントとなります。千円未満の端数は切り捨てとなりますので、たとえば、158,247円ですと、

  • 158,000 ÷ 1000

となり、付与されるポイントは158ポイントです。

1ポイントは5円相当です。従って、1000円につき5円の付与。還元率は0.5%です。交換対象により、必ずしも、常に5円というわけではないですが、基本は1ポイント5円と理解して問題ないと思います。

 

また、Oki Dokiポイントには、ボーナスポイントというものがあります。これは、キャンペーン等で貰えるポイントで、通常獲得ポイントと交換レートが違います。

具体的には後述しますが、ポイント明細の表示でも、はっきりと区別されます。

通常ポイントとボーナスポイントがはっきり区別されていることを示す、ポイント明細の画像

  

ANAマイルへの一般的な交換ルート

ソラチカカードは、決済はJCBのシステムを使っていますが、ANAカードでもあります。当然ANAマイルへの交換ルートが準備されています。

通常獲得ポイント

ANAマイルヘの交換ルートは、通常獲得ポイントに関しては、以下の2種類の方法から選べます。

 

  1. 10マイルコース
    年間手数料5400円を払うことにより、Oki Dokiポイント1ポイントを10マイルに交換できるコース。

  2. 5マイルコース
    Oki Dokiポイント1ポイントを5マイルに交換できるコース。追加の費用は無し。

 

直感的に理解はできますが、一定量のOki Dokiポイントをマイルに交換するのであれば10マイルコース、それほどでもないのであれば、5マイルコースを選択する形となります。

 

分岐点となるポイント数は、マイルの価値をどうみるかで変わりますが、1マイルを2円相当と考えると、年間60万円以上決済するのであれば、10マイルコースの方が得になります。

 

決済額 5マイルコース 10マイルコース 差額
獲得マイル 円換算 獲得マイル 円換算 手数料後
¥100,000 500 ¥1,000 1,000 ¥2,000 (¥3,400) (¥4,400)
¥200,000 1,000 ¥2,000 2,000 ¥4,000 (¥1,400) (¥3,400)
¥300,000 1,500 ¥3,000 3,000 ¥6,000 ¥600 (¥2,400)
¥400,000 2,000 ¥4,000 4,000 ¥8,000 ¥2,600 (¥1,400)
¥500,000 2,500 ¥5,000 5,000 ¥10,000 ¥4,600 (¥400)
¥600,000 3,000 ¥6,000 6,000 ¥12,000 ¥6,600 ¥600
¥700,000 3,500 ¥7,000 7,000 ¥14,000 ¥8,600 ¥1,600
¥800,000 4,000 ¥8,000 8,000 ¥16,000 ¥10,600 ¥2,600
¥900,000 4,500 ¥9,000 9,000 ¥18,000 ¥12,600 ¥3,600
¥1,000,000 5,000 ¥10,000 10,000 ¥20,000 ¥14,600 ¥4,600
¥1,100,000 5,500 ¥11,000 11,000 ¥22,000 ¥16,600 ¥5,600
¥1,200,000 6,000 ¥12,000 12,000 ¥24,000 ¥18,600 ¥6,600
¥1,300,000 6,500 ¥13,000 13,000 ¥26,000 ¥20,600 ¥7,600
¥1,400,000 7,000 ¥14,000 14,000 ¥28,000 ¥22,600 ¥8,600
¥1,500,000 7,500 ¥15,000 15,000 ¥30,000 ¥24,600 ¥9,600
¥1,600,000 8,000 ¥16,000 16,000 ¥32,000 ¥26,600 ¥10,600

 

私の場合は、25万円利用したらタンスにしまっておくつもりですので、5マイルコースを選択しています。

ボーナスポイント

先ほど少し触れましたが、ボーナスポイントは、通常ポイントと別の取り扱いになります。

得られるポイントは、1000円につき1ポイントは変わらないのですが、このポイントをマイルに交換した場合、3マイルにしかならないのです。つまり、還元率は0.3%ということになります。

通常獲得ポイントとボーナスポイントの比較表

 

最初に記載した250,000円の決済で4,500マイル相当というのは、実は「4,500マイルに交換できるボーナスポイント」が付与されるという意味です。つまり、250,000円の買い物で、ボーナスポイントとしてOki Dokiポイントが1,500ポイント(4500マイル ÷ 3)貰えるということです。

 

陸マイラーとしては、どう交換すべきか?

以上の制度を踏まえ、獲得したポイントは、どう交換すべきでしょう?通常獲得ポイントとボーナスポイントに分けて考えてみます。

通常獲得ポイント

今回のキャンペーンは25万円なので、それで試算します。

結論から言うと、250,000円の買い物で得られる250ポイントは、そのまま5マイルコースを選択し、1,250マイルを獲得するのが良いです。
ソラチカルートを使っても、10%目減りするだけで意味ありません。

ボーナスポイント

前述のとおり、ANA To Me CARD PASMO JCBのキャンペーンページでは、1ポイントを3マイルに交換する前提で記載されています。

ソラチカカードの発行キャンペーンの広告。1ポイントが3マイルとして計算されている。

 

果たして、そのまま、1ボーナスポイントは3マイルに交換すればOKでしょうか?

 

ここで、このカードの専売特許であるソラチカルートが物を言います。

ボーナスポイントは、直接マイルに交換せず、一旦メトロポイントに交換するのです。

 

下の画像は、Oki Dokiポイントの交換先としてのメトロポイントの説明です。特に、交換できるOki Dokiポイントは、通常獲得ポイントに限定されていません。

Oki Dokiポイントの交換先としてのメトロポイントの説明。交換できるOki Dokiポイントは、通常獲得ポイントに限定されていないことがわかる。

 

一方、ANAマイルへの交換についての説明では、「通常獲得ポイントのみ」と断り書きがあります。メトロポイントに同様の条件があるとすれば、そう書いてあるはずです。

f:id:gaotsu:20170108152853p:plain

 

以上から、ボーナスポイントをメトロポイントに交換することは、可能です。

 

250,000円の買い物をすると1,500ポイントがボーナスポイントとして貰えます。Oki Dokiポイント100ポイントは、500メトロポイントに交換できるので、1,500ポイントは、7,500メトロポイントとなります。

これをソラチカルートに乗せ、ANAマイレージに交換すると

7500 x 0.9 = 6,750

6,750マイルです。何も考えず、キャンペーンページの前提のとおり交換していたら、4,500マイルですので、それの1.5倍です。

この結果を見てしまうと、1ポイント=3マイルで交換する理由は、全くありません。ソラチカカード自身のポイントは、ソラチカカード自身で増量させるに限ります。

 

通常獲得ポイントから得られるマイルは、1,250マイル。ボーナスポイントをソラチカルートに乗せて得られるマイルは、6750マイルなので合計8,000マイル。
買い物金額は250,000円なので、3.2%もの還元率です。

まとめ

1ボーナスポイントを3マイルに交換する前提で記載されているキャンペーンは、25万円のショッピングだけではありません。

上の方の画像にあるとおり、

  • 公共料金の支払いで900マイル
  • 支払い名人の登録で450マイル
  • My JCBヘノログインで150マイル

のキャンペーンがあります。これらは、ソラチカルートに乗せれば、全て1.5倍となり、それぞれ1,350マイル、675マイル、225マイルとなります。ソラチカカード恐るべしです。

(2018年2月3日追記)

2018年4月1日から、ポイントサイトからメトロポイントへの交換が、停止されるという衝撃的なニュースが流れました。しかし、この仕組みはポイントサイトは関係ないので、影響ありません。

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 ⇒ 陸マイラー必携だった - ソラチカカードの解説

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