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ふるさと納税の確定申告

ここ最近、一気に拡大した感のあるふるさと納税。ここ最近は、その弊害(東京の税収減など)についての新聞記事が、ちらほら散見されます。これも、ふるさと納税が急拡大している証ですね。

ふるさと納税イメージ画像 一両編成の電車が線路上を走る

この記事を読んで下さっている方も、昨年ふるさと納税を実施した方がいるのでは、ないでしょうか?

ワンストップ特例をご利用ですか?それとも、確定申告ですか?

私はサラリーマンですが、ふるさと納税とは別の理由で、確定申告が必要です。ですので、ふるさと納税による寄附金控除の申請も確定申告を通じて行いました。

そこで、この記事では、確定申告を通じたふるさと納税の寄附金控除の実際を、紹介したいと思います。

2017年確定申告

毎年2月15日~3月15日は、確定申告のシーズンです。国税庁も、確定申告用のホームページを立ち上げ、インターネットによる申告書作成を奨励しています。

  国税庁による確定申告書作成のためのページ

   ⇒ 【確定申告書等作成コーナー】-TOP-画面

 

私は、上記の国税庁のサイトから確定申告書の作成をし、それを印刷の上、税務署に持参しました。e-Taxによる申告書データの送付という手続きの記事ではないので、ご了承ください。

 

用意するもの

確定申告書を作成するにあたっては、手元にふるさと納税を収めた自治体から送付されている、寄附金受納証明書(自治体により多少名前が違います)を用意します。

佐賀県みやき町からの寄附金受納証明書

 

確定申告書の作成

上記にリンクがありますが、国税庁の確定申告書作成コーナーにアクセスします。アクセスしたら「申告書・決算書・周知内訳書等作成開始」をクリックします。

国税庁確定申告書作成コーナーのトップページ

 

e-Taxにするか書面提出にするか選択を求められます。e-Taxには、ICカードリーダライタとマイナンバー等の電子証明書が必要です。持っている方は、e-Taxの方が楽だと思います。私は持っていないので、「書面提出」を選びました。

e-Taxと書面提出の選択画面

 

パソコン環境の確認画面を経て、以下のような画面に遷移します。

ふるさと納税は、税務上は寄附金として扱われます。昨年度ふるさと納税という形で市町村に収めた寄附を、今年の所得税から寄附金控除を受けるので、「所得税コーナーへ」を選択します。

 

 

次のページでは、所得の種類で選択が変わります。所得が給与・年金だけの方は、左側の青を、それ以外の所得のある方は、右の赤を選びます。緑の四角で小さく囲いましたが、どちらの所得形態の方にも、寄附金控除が受けられます。

所得の種類の選択画面。所得が給与・年金だけの方は、左側の青を、それ以外の所得のある方は、右の赤を選ぶ。

(所得の種類がわからない人向けの手続きもありますが、上記の画像には記載していません)

 

この後の手続きは、画面で支持された通りに入力をしていきます。オンラインによる確定申告書の作成は、所得の入力 ⇒ 控除の入力というのが大きな流れになります。

ここからは、既に所得の入力が終わっているという前提で説明をします。

 

寄附金額の入力

ふるさと納税は、税務上寄附金です。確定申告により、所得税から寄附金控除を受けるので、所得控除入力画面から、「寄附金控除」で「入力する」をクリックします。

各種所得控除の選択画面

 

すると、寄附金の明細を入力する画面となります。

寄附金入力用のWindow - ブランク

 

以下、実際の入力内容を順を追って、説明します。

寄附金入力用のWindow - 明細入力済み

 

①寄附年月日

寄附年月日は、寄附金受納証明書を見て入力します。寄附年月日と証明書の発行日と間違わないように注意しましょう。

 

②寄附金の種類

「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択します。すると、③が選択できるようになります。

 

③都道府県・市町村の選択

都道府県は左のラジオボタン、市町村は右のラジオボタンです。ふるさと納税の場合は、ほとんど右側の市区町村でしょう。③を選択すると、④と⑤が選択できるようになります。

 

④都道府県⑤市区町村の選択

④でドロップダウンから、寄付をした都道府県を選びます。つぎに、⑤のドロップダウンリストから、市町村を選びます。すると⑦所在地⑧寄附先の名称が自動的に入力されます。これは、便利ですね。

 

最後に⑥で、寄附金受納証明書と同じ金額を入力します。

複数寄附している場合は、⑨の「もう1件入力する」をクリックして、同じ手続きを繰り返します。

 

全て入力し終わったら、⑩「入力終了(次へ)>」をクリックします。すると、以下のように全ての寄附金がリスト形式で表示されます。

私は、昨年度合計160,000円のふるさと納税を実施したことになってました。問題なければ、右下の「次へ」をクリックします。

入力確認用の寄附金一覧

 

すると、以下のように、所得控除額がブラウザの別ウィンドウで通知されます。私は、所得控除158,000円でした。

所得控除額が158,000円になる旨のメッセージ。

 

ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担ですので、控除される額が、寄附した額の160,000円 より2,000円だけ少ない、158,000円になるわけです。

 ⇒ 70,000円なら還元率105%?ふるさと納税のポテンシャル考察(自己負担たった2,000円の爆発力を解説しています)

 

寄附金控除欄にも158,000円と記載されました。

寄附金控除158,000円

 

所得控除ですから、課税所得が減るだけで、税額が158,000円ダイレクトに減るわけではありません。

ネットで調べてみたら、ふるさと納税によるメリットは、住民税の圧縮による効果が大半で、確定申告による所得税の軽減は、ほんの一部だそうです。

確定申告で「あれ?税額控除じゃないの?」と思った方、住民税でカッチリ取り返せるので、安心しましょう。私も、住民税確定通知書がきたら、確認してみるつもりです。

 

確定申告書の提出

今朝、出来上がった確定申告書を印刷して、税務署に行ってきました。係の人に手渡して、ざっと中身を確認してもらい、控えに受領印を押印してもらって終わり。2-3分で済みました。何かあったら、電話で問い合わせが来るそうです。

(Webで確定申告書を作成して印刷すると、提出用の確定申告書と控えの確定申告の両方が印刷されます。税務署には控えも持っていきましょう。)

去年、税金を多く払い過ぎていたので、今回は税金の還付になりました!!

なお、ふるさと納税をすると、自治体から「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」が寄附金受納証明と一緒に郵送されてくる場合がありますが、これはワンストップ特例制度用です。確定申告では使いません。処分してしまっていいと思います。

還付が今から楽しみです。

 

【このブログのその他の記事】

 ⇒ ふるさと納税でポイントを3重取りする方法(1番人気)

 

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